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コンサルタントのキャリアパスとは?ポストコンサルとは?その実態を深掘り

コンサルタントは、深い業界知識と専門スキルを駆使して、クライアント企業の業務改善や戦略策定に関する支援を行う仕事です。その中でも、フリーコンサルタントとして独立し、自己のスキルと経験を最大限に活用し、自由な働き方をするという選択肢が注目されています。本記事では、ポストコンサルのキャリアパスとその魅力について詳しく解説します。

ポストコンサルとは​​

「ポストコンサル」とはコンサルティングファームおよび、SIerやシンクタンクのコンサル部門に所属した後、転職したビジネスパーソンのことを指します。彼らは自身の専門スキルや経験を活かし、多様な業界や企業に対して高度なコンサルティングサービスを提供します。その活動範囲は、IT戦略策定から人材育成、マーケティング戦略など、非常に幅広いものになります。

コンサルティングファーム出身

コンサルティングファーム出身であれば、様々なプロジェクトで培った経験を活かし、クライアント企業の課題解決に取り組むことができます。彼らは、コンサルティングファームでの業務を通じて、様々な業界のビジネスプロセスや戦略、ITシステム等を理解し、その経験をポストコンサルで活かします。また、人材の採用や育成にも力を入れ、企業の成長に寄与します。

主なコンサルティングファーム​

コンサルティングファームは世界中に数多く存在しますが、特に有名なところとしては、マッキンゼーボストンコンサルティンググループベイン&カンパニーなどの戦略コンサルティングファームや、アクセンチュアIBMPwCなどの大手ITコンサルティングファームがあります。

これらの企業で、多様な業界やプロジェクトに参画した経験がポストコンサルとして活動する際の大きな強みとなります。

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ポストコンサルが評価される理由​

コンサルティング業界は、プロジェクトを成功に導くための専門的なスキルと広範な経験を求める厳しい場所です。特にポストコンサルは、そのリーダーシップ、課題解決力、マインドを評価され、多くのクライアント企業から高い評価を得ています。ここからは、ポストコンサルが評価される理由と、それぞれの要素について詳しく解説します。

ポストコンサルのリーダーシップ力

ポストコンサルが評価される最初の理由は、そのリーダーシップ力です。コンサルティングファームで働く中で、多様なプロジェクトを経験し、多岐にわたる業界の知識とスキルを習得することで、どんな状況でも冷静に対応し、人々を導く力を養ってきました。

彼らは、クライアント企業の目標を達成するために必要な戦略を明確にし、関連するすべての人を結集して、一致団結したチームを作り出すことができます。それがポストコンサルのリーダーシップ力であり、これこそがクライアントから高い評価を得る要因となっています。

ポストコンサルの課題解決力​

ポストコンサルが評価される次の理由は、その課題解決力です。コンサルティングは、クライアント企業が直面している問題や課題を解決する仕事です。そのため、具体的な課題を明らかにし、それを解決するための戦略や手法を考え出す能力は必須と言えます。

ポストコンサルは、複雑な問題を解決するための論理的思考力と、既存のフレームワークにとらわれない創造的な発想力を兼ね備えています。これらの能力により、どのような問題にも柔軟に対応し、最適な解決策を提供することができます。

ポストコンサルのマインド​

ポストコンサルが評価されるもう一つの理由は、そのマインドです。厳しいビジネス環境で成功するためには、単にスキルや経験があるだけでは不十分です。それを活用し、自分自身を常に成長させ、クライアントの成功に貢献するための意欲と熱意が必要となります。

ポストコンサルは、その業務において常に高いモチベーションを保ち、クライアントの課題を自分の課題として捉え、その解決に全力を尽くします。これこそがポストコンサルのマインドであり、その情熱と努力はクライアントから大きな信頼を得ています。

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ポストコンサルのキャリアパスの主な特徴​

ポストコンサルのキャリアパスは多岐にわたります。それは自身のコンサルティングスキルを活かしフリーランスとして活動する、日系企業や外資系企業への転職など、その範囲はさまざまです。

本章では、ポストコンサルのキャリアパスの主な特徴について解説します。

フリーコンサルタントとしての起業

ポストコンサルの中には、コンサルティングファームを離れた後、フリーコンサルタントとして独立する道を選ぶケースも少なくありません。このキャリアパスでは、豊富な経験とスキルを活かし、自身のサービスを提供することで、多様な業界のクライアント企業を支援します。

フリーコンサルタントとして働くメリットは、自身の専門性を最大限に活かせる点にあります。また、プロジェクトや稼働率、働く時間を選べるなど、多くの面で自由度が高まります。

しかし、独立という選択はリスクも伴います。営業をしてクライアントを確保したりすることはもちろん、ビジネスの運営に関する何からなにまで全ての責任が自分自身にあるためです。そのため、このキャリアパスを選ぶには、業界の知識だけでなく、ビジネスの運営に関するスキルも必要となります。

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日系企業への転職​

戦略的な思考力とプロジェクトマネジメントのスキルが高く評価されます。

日系企業では、コンサルタント出身者が経営企画や事業開発、海外展開などの戦略的な業務に従事することが多いです。これらのポジションでは、コンサルティング時代に培った解析力や提案力が生かされます。

外資系企業への転職

また、外資系企業への転職も、ポストコンサルにとって有力なキャリアパスと言えます。グローバルな視点を持つ外資系企業は、ポストコンサルの広範な経験と高度な専門知識を重視します。

また、外資系企業では通常、高い報酬とともに、そのパフォーマンスを評価する組織文化が根付いています。優秀な人材を確保しようと求人にも力をいれています。このため、自身のスキルを十分に発揮し、高いパフォーマンスを続けることができれば、迅速なキャリアアップが期待できます。

ポストコンサルの年代別の市場価値​

コンサルティングの経験を持つ者たち、すなわちポストコンサルの市場価値は、その年齢や経験によって変化します。それぞれポイントとなるところも違います。今回は、ポストコンサルの年代別の市場価値について、20代、30代、40代という視点から解説します。

20代​

若手のポストコンサルの市場価値は、一般的にはその学習能力、柔軟性が評価されます。20代のポストコンサルは、大学や大学院で最新の知識を習得し、それを実務に生かす能力があります。また、コンサルティングファームでの厳格なトレーニングを経て、多くのスキルを身につけています。

会社が20代のポストコンサルを採用する理由の一つに、その柔軟性があります。新しい仕事や業界への適応能力、そして成長の可能性が高いことから、この年代は各種プロジェクトや業務にアサインされ重宝されます。

また、この時期にしっかりスキルアップを意識した働き方をしている人のほうが将来の30代、40代の市場価値アップにつながります。

30代​

30代のポストコンサルの市場価値は、一方で深い専門知識と管理スキルと相関します。30代になると、彼らは特定の業界や問題解決の経験を積み重ね、自身で考えることができ、深い知識と洞察力を持つようになります。

また、この年代のポストコンサルは、人材マネジメントやプロジェクト管理の経験も豊富であることが一般的です。

チームのリーダーとして、または重要なプロジェクトのマネージャーとして活躍することができます。

20代で培ったスキルや経験をどう活かすかが市場価値に繋がります。

40代​

40代のポストコンサルの市場価値は、戦略的視点とリーダーシップに大きく依存します。彼らは長年の経験を通じて幅広い視点を持ち、複雑な問題を解決するための洞察力を備えています。

また、40代のポストコンサルは、業務知識だけでなく、業界全体の深い理解を有しています。彼らは業界のトレンドを理解し、それをビジネス戦略に活用する能力を持っています。これらの能力は、高レベルな意思決定を行う上級管理職にとって非常に重要です。

あとは、プロジェクトメンバーからの相談に乗ることもあったりするので、人間的な魅力も持ち合わせている人が更に評価されます。

ポストコンサルのキャリアで気をつけること​

コンサルティングのキャリアを歩み、次のステージに進む際、ポストコンサルのプロフェッショナルが注意すべき点を解説します。結果を出し続ける力、コンサル能力の向上、そして環境変化への対応という観点から見ていきましょう。

結果を出し続ける​

ポストコンサルとしてのキャリアパスを進むには、結果を出し続けることが不可欠です。結果を出すためには、あらゆるプロジェクトや業務での経験、そして学んだスキルを活かすことが重要です。

実績は、新たな役職に昇進するための証明書とも言えます。具体的な成果と、それを達成するためのアクションを明確に示すことで、自身の価値をアピールすることができます。

コンサル能力の向上​

コンサルタントとしてのスキルと経験を磨き続けることも、ポストコンサルとしてのキャリア成功の鍵となります。問題解決の能力、プロジェクト管理のスキル、そしてクライアントとのコミュニケーション力は、あらゆる業界で重要な能力です。領域を広げていくことも重要です。

また、新たな知識を学び、技術をマスターすることも必要です。特にIT関連の知識は、現代のビジネス環境においては避けて通れないものです。

環境変化への対応​

ビジネスの世界は絶えず変化しています。そのため、ポストコンサルとして成功するためには、変化する環境に素早く対応する能力が必要です。

転職や異動など、新たな環境に適応する能力は、ポストコンサルにとって重要なスキルです。また、新たなトレンドをキャッチアップし、それを自身の戦略に組み込む能力も求められます。

ポストコンサルとして次のキャリアを進む際には、結果を出し続ける力、コンサル能力の向上、そして環境変化への対応という3つの要素に注意を払うことが重要です。これらのスキルを磨くことで、ポストコンサルはどの業界においても成功する可能性が高まります。

コンサルタントのキャリアパスとは?ポストコンサルとは?その実態を深掘り まとめ​​

ポストコンサルとしてのキャリアパスは、フリーコンサルタント、日系企業への転職、外資企業への転職どれをとっても、自己のスキルと経験を最大限に活用することができます。一方で、市場価値を高めるためには、結果を出し続ける力、コンサル能力の向上、そして環境変化への対応が求められます。それらの課題を乗り越えていくことで、自身の成長や満足感を得ることができるでしょう。そして、それはコンサルタントとしての新たなキャリアパスを切り開くための大切な一歩となるでしょう。

あなたがどの段階、どの年齢かによっても意識していくことも変わっていきます。

これからフリーコンサルタントとしてのキャリアパスを歩みたい、ポストコンサルとしてさらなる活躍をしたいと考えている方へ、本記事が参考となれば幸いです。

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Shine Craft株式会社 代表取締役 濱口浩平
監修者
濱口浩平
Shine Craft株式会社 代表取締役
・2008年野村総合研究所入社、外資コンサルティングファームを経て、2015年よりフリーコンサルタントして活動開始。これまで、IT戦略、DX推進、新規事業策定、PMO、システム導入など幅広いプロジェクトを経験。
・2022年Shine Craftを共同創業
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