Contents
- フリーコンサルとは
- フリーコンサルと会社員コンサルの働き方の違い
- フリーコンサルの主な働き方
- フリーコンサルの稼働率とは
- フリーコンサルの1日の流れ
- 働く場所は自由に選べるのか
- フリーコンサルの収入はどう決まるか
- フリーコンサルとして働くメリット
- フリーコンサルとして働くデメリット・注意点
- フリーコンサルに向いている人
- フリーコンサルの案件を選ぶポイント
- フリーコンサルが案件を獲得する方法
- フリーコンサルとして安定して働くためのポイント
- フリーコンサルになるまでの流れ
- フリーコンサルの働き方に関するよくある質問
- まとめ|フリーコンサルは働き方を自分で設計する仕事
- フリーランスのコンサルタントはTHE CONSULへの登録がお勧め
フリーコンサルタントは、特定の企業に雇用されるのではなく、自身の経験や専門知識を活かして、企業の課題解決を業務委託契約で支援する働き方です。
案件、稼働率、契約期間、働く場所などを自分で選びやすく、会社員より高い報酬を目指せる可能性があります。一方、希望条件に合う案件を常に選べるとは限らず、案件獲得、契約、請求、税務、スキルアップなども自分で管理しなければなりません。
つまり、フリーコンサルは単に「自由に働ける仕事」ではなく、自分自身を一つの事業として運営する働き方です。
この記事では、フリーコンサルの仕事内容や会社員との違い、稼働率別の働き方、1日のスケジュール、案件の選び方、収入の考え方、メリット・デメリット、独立までの流れを詳しく解説します。
フリーコンサルとは

フリーコンサルとは、企業やコンサルティングファームなどと案件単位で業務委託契約を結び、専門的な助言やプロジェクト支援を提供する独立したコンサルタントです。
「フリーランス」は働き方を示す言葉であり、法律上の資格や法人形態を示すものではありません。個人事業主として活動する人もいれば、自身で法人を設立して一人会社として契約する人もいます。
支援領域は幅広く、代表的な案件には以下があります。
- 経営戦略・事業戦略の策定
- 新規事業の企画・市場調査・事業計画策定
- 業務改革・BPR
- IT戦略・DX構想策定
- ERP・基幹システムの構想策定や導入支援
- PM・PMO支援
- データ活用・生成AI導入支援
- サイバーセキュリティ・ITガバナンス
- 財務・会計・人事などの専門領域支援
- 営業戦略・マーケティング・組織開発
案件によって、戦略立案のみを担当する場合もあれば、施策の実行、ベンダー管理、会議運営、資料作成、現場への定着まで支援する場合もあります。
フリーコンサルと会社員コンサルの働き方の違い

フリーコンサルとコンサルティングファームに所属する会社員では、担当する業務が似ていても、案件の決まり方や報酬、責任範囲が異なります。
| 比較項目 | フリーコンサル | 会社員コンサル |
|---|---|---|
| 契約 | 案件ごとに業務委託契約を結ぶ | 勤務先と雇用契約を結ぶ |
| 案件選択 | 応募・辞退を自分で判断できる | 会社の方針やアサイン状況に左右される |
| 報酬 | 単価・稼働率・契約期間で決まる | 給与・賞与として支給される |
| 働く場所 | 案件条件によって常駐・リモート・併用 | 勤務先やプロジェクト方針による |
| 稼働時間 | 契約条件の範囲で調整する | 就業規則や雇用契約に従う |
| 研修・育成 | 原則として自分で行う | 会社の研修・育成制度を利用できる |
| 営業 | 自分またはエージェントが行う | 会社の営業部門や上司が行う |
| 契約・請求 | 自分で管理する | 管理部門が対応する |
| 収入の安定性 | 案件の有無に左右される | 毎月の給与が基本となる |
| 福利厚生 | 原則として自分で備える | 会社の制度を利用できる |
フリーコンサルは、自分に合う案件を選べる反面、案件が決まらなければ報酬は発生しません。また、会社員のように待機期間中の給与や有給休暇が当然に保障されるわけではありません。
フリーコンサルの主な働き方

フリーコンサルの働き方は、一つではありません。案件の期間、稼働率、役割、契約方法によって、大きく以下のように分けられます。
プロジェクト型
数か月から1年程度のプロジェクトへ参画し、一定期間、プロジェクトチームの一員として活動する働き方です。
PMO、システム導入、業務改革、DX推進などで多く見られます。週4〜5日程度の高稼働案件も多く、クライアントの会議やプロジェクトスケジュールに合わせて働きます。
一定期間の収入を確保しやすい一方、稼働率が高い案件では、他案件との掛け持ちや長期休暇が難しくなります。
ミッション型
「新規事業の立ち上げ」「営業組織の改革」「経営管理体制の構築」など、特定の経営課題やミッションの達成を支援する働き方です。
週1〜3日程度の低稼働案件もあり、複数社を並行して支援できる場合があります。ただし、稼働時間が少なくても、経営層との会議や重要な意思決定に向けて高い成果を求められることがあります。
スポット・アドバイザリー型
数時間のインタビュー、月数回の経営相談、資料レビュー、専門的な助言などを提供する働き方です。
専門性を活かしやすく、本業や別案件と両立しやすい点が特徴です。一方、スポット案件だけで安定した収入を得るには、複数の取引先や継続的な相談ルートが必要です。
複数案件を組み合わせるポートフォリオ型
60%のプロジェクト案件と20%のアドバイザリー案件を組み合わせるなど、複数案件へ同時に参画する働き方です。
収入源や業界を分散できる一方、会議時間の重複、繁忙期の集中、情報管理、利益相反に注意する必要があります。複数案件を受ける前に、各契約の競業避止、秘密保持、稼働時間を確認しましょう。
THE CONSULの案件例から見るフリーコンサルの働き方
実際のフリーコンサル案件は、専門領域だけでなく、稼働率や求められる役割も大きく異なります。THE CONSULに掲載されている案件を例に、働き方の違いを見てみましょう。
| 案件例 | 領域・主な役割 | 稼働率 | 100%稼働時の 単価目安 | 働き方の特徴 |
| D2C企業向け実店舗展開戦略・店舗運営支援 | 出店戦略・店舗運営 | 30〜50% | ~200万円/月 | 専門知識を活かし、他案件や自社事業と組み合わせやすい低稼働型 |
| 製造業BDD支援 | M&A・ビジネスデューデリジェンス | 60%~ | ~130万円/月 | 短期間で調査・分析を行い、経営判断を支援するミッション型 |
| 生成AI利用におけるガバナンス・ガイドライン策定支援 | 生成AI・ガバナンス・PMO | 60〜70% | 130万円/月 | 専門性とプロジェクト推進力の両方が求められる中稼働型 |
| 大手製造業向けPMI推進・経営管理/IT統合支援 | PMI・経営管理・IT統合 | 80〜100% | ~170万円/月 | 複数部門を横断し、プロジェクトへ深く入り込む高稼働型 |
| AI活用推進リード(Copilot/Power Platform) | AI活用・業務改革 | 100% | ~140万円/月 | 一つのプロジェクトへ集中し、構想から展開まで推進するプロジェクト型 |
このように、フリーコンサルの案件には、30〜50%で専門的な助言や戦略策定を行う案件もあれば、80〜100%でクライアントのプロジェクトへ深く入り込む案件もあります。
低稼働の案件ほど簡単というわけではありません。限られた時間で経営判断につながるアウトプットを求められることもあり、特定業界の経験や希少な専門性が重視されます。一方、高稼働案件では、専門知識に加えて、関係者調整、会議運営、進捗・課題管理などの実行力が重要になります。
なお、掲載案件の募集状況、単価、稼働率などは変更される場合があります。最新情報はTHE CONSULの案件情報をご確認ください。
フリーコンサルの稼働率とは

フリーコンサル案件では、業務量を「稼働率」で示すことが一般的です。週5日を100%とした場合、日数ベースの目安は以下のとおりです。
| 稼働率 | 週の稼働日数の目安 | 月160時間を基準にした 時間の目安 |
| 20% | 週1日 | 月32時間程度 |
| 40% | 週2日 | 月64時間程度 |
| 60% | 週3日 | 月96時間程度 |
| 80% | 週4日 | 月128時間程度 |
| 100% | 週5日 | 月160時間程度 |
ただし、稼働率の計算方法は案件ごとに異なります。週の稼働日数で管理する案件もあれば、月間時間、成果、会議参加回数などで管理する案件もあります。
「50%稼働だから毎日4時間」とは限りません。週2.5日相当として日を分ける場合もあれば、午前・午後に分ける場合もあります。契約前に、次の点を確認しましょう。
- 稼働率を日数と時間のどちらで計算するか
- コアタイムや定例会議の有無
- 出社が必要な曜日と頻度
- 稼働時間の報告方法
- 超過・控除の計算方法
- 繁忙期に稼働率が変動する可能性
100%稼働の働き方
一つの案件へ集中しやすく、収入の見通しを立てやすい働き方です。大規模なIT導入、PMO、業務改革などでは、100%稼働が求められることがあります。
一方、平日の大部分を一社のプロジェクトに使うため、営業活動、事務作業、学習の時間を別に確保する必要があります。契約終了直前から次案件を探し始めると空白期間が生じる可能性があるため、通常は契約満了の1〜2か月前から更新意向や次案件を確認します。
60〜80%稼働の働き方
安定した売上を確保しつつ、残りの時間を別案件、営業、自己研鑽、自社事業に使いやすい働き方です。
ただし、クライアントが希望する会議に参加できる柔軟性を求められることがあります。「週3日契約なのに、毎日短時間の会議が入る」と実質的な拘束が大きくなるため、稼働日の固定可否や会議頻度を確認することが重要です。
20〜40%稼働の働き方
複数案件を並行したい人、起業準備を進めたい人、育児や介護と両立したい人などに適しています。
低稼働案件は柔軟性が高い一方、募集数が限られ、短い時間で高い成果を求められやすい傾向があります。特定業界の知見、経営層への助言、新規事業、財務、人事、セキュリティなど、明確な専門性があると案件を獲得しやすくなります。
フリーコンサルの1日の流れ

フリーコンサルの1日は、戦略案件かPMO案件か、常駐かリモートか、稼働率が何%かによって異なります。代表的な例を紹介します。
100%稼働・リモート併用案件の例
| 時間 | 主な活動 |
| 8:30〜9:00 | メール・チャット・タスク確認 |
| 9:00〜10:00 | プロジェクト定例会議 |
| 10:00〜12:00 | 課題分析・資料作成 |
| 12:00〜13:00 | 昼休憩 |
| 13:00〜14:00 | クライアントとの打ち合わせ |
| 14:00〜16:00 | 関係者ヒアリング・ベンダー調整 |
| 16:00〜17:30 | 提案資料・報告書作成 |
| 17:30〜18:00 | 課題・タスク更新、翌日の準備 |
実際には、プロジェクトの山場で稼働が増える場合もあります。準委任契約であっても、クライアントの会議時間やセキュリティルールに合わせる必要があり、「いつでも自由に働ける」とは限りません。
60%稼働・複数案件を掛け持つ例
| 曜日 | 主な活動 |
| 月曜日 | A社の定例会議、課題整理、資料作成 |
| 火曜日 | A社の関係者ヒアリング、施策検討 |
| 水曜日 | B社の経営会議、アドバイザリー支援 |
| 木曜日 | A社の成果物作成、レビュー対応 |
| 金曜日 | 営業、請求・契約管理、学習、予備日 |
複数案件を並行する場合は、曜日を分けるだけでなく、緊急対応時のルールを決めておくことが重要です。両社から同時に会議を求められた場合に備え、固定曜日、連絡可能時間、優先順位を契約時にすり合わせます。
働く場所は自由に選べるのか

フリーコンサルでも、働く場所を完全に自由に選べるとは限りません。働き方は主に次の3種類です。
フルリモート
自宅などからオンラインで業務を行います。通勤時間を削減でき、地方在住者も首都圏の案件へ参画しやすくなります。
ただし、機密情報を扱う案件では、作業場所、ネットワーク、端末、画面の覗き見防止などに関するルールが設けられることがあります。
リモート・出社併用
週1〜3日程度出社し、それ以外はリモートで働く形です。現在のコンサル案件では比較的多い働き方で、重要な会議やプロジェクト立ち上げ時のみ出社頻度が増える場合もあります。
常駐
クライアント先で業務を行う働き方です。金融、製造、公共、セキュリティ、基幹システム導入など、機密性や関係者調整の重要性が高い案件で採用されることがあります。
常駐だからフリーランスらしくないとは限りません。案件内容、単価、経験価値、通勤負担を含め、自分に合うかを判断する必要があります。
フリーコンサルの収入はどう決まるか

フリーコンサルの売上は、主に「月額単価×稼働率×稼働月数」で決まります。
例えば、100%稼働時の月額単価が150万円の案件へ60%で参画する場合、単純計算では月額報酬は90万円です。
150万円 × 60% = 90万円
月額報酬90万円で年間10か月稼働した場合の年間売上は900万円となります。ただし、これは手取りや所得ではありません。
売上から、エージェント手数料が報酬に内包される場合の影響、税金、社会保険料、交通費、宿泊費、PC・通信費、会計・法務費用などを負担します。また、案件間の待機期間や休暇中は売上が発生しないことも考慮する必要があります。
単価は、次の要素によって変動します。
- コンサルティングファームや事業会社での経験
- 得意な業界・業務領域
- PM・PMO、戦略、IT、会計などの専門性
- プロジェクトで担当した役割と成果
- 英語などの語学力
- 稼働率、出社頻度、勤務地
- 商流の深さ
- 案件の緊急度と人材の希少性
年収を考える際は、高単価だけでなく、年間で何か月稼働できるか、営業や学習の時間を確保できるかまで含めて判断しましょう。
フリーコンサルとして働くメリット

案件やキャリアを自分で選びやすい
得意領域を深める、未経験業界へ挑戦する、PMOから戦略案件へ広げるなど、自分のキャリア方針に合わせて案件を選びやすくなります。
ただし、希望する案件に必ず参画できるわけではありません。案件の需要と自分の経験が合致し、書類選考や面談を通過する必要があります。
高い報酬を目指せる
企業に所属する場合と比べ、案件の報酬が自身の売上に直接反映されるため、高い年収を目指せる可能性があります。
一方で、福利厚生、待機期間の給与、会社負担の社会保険、研修などもなくなるため、月額単価だけで会社員時代の給与と比較しないことが重要です。
稼働率を調整しやすい
案件条件が合えば、週3日、週4日などの働き方を選択できます。家族との時間、自社事業、学習、別案件などに時間を配分できます。
長期休暇を設計しやすい
契約と契約の間に休暇を取る、契約前に休暇期間を合意するなど、自分で年間スケジュールを設計できます。ただし、休暇期間中の売上が減ることや、プロジェクト中は自由に休めない場合があることを織り込む必要があります。
専門性を明確にしやすい
案件を選びながら特定領域の実績を積むことで、「製造業のSCM改革」「金融機関のIT・PMO」「生成AIの業務導入」など、自分の市場価値を分かりやすく形成できます。
フリーコンサルとして働くデメリット・注意点
収入が不安定になりやすい
契約終了、予算縮小、プロジェクト中止などによって、想定より早く案件が終了する可能性があります。生活費と事業費を踏まえ、一定期間無収入でも対応できる資金を準備することが重要です。
案件獲得を続ける必要がある
案件参画中も、契約更新の確認や次案件の情報収集が必要です。100%稼働で営業時間を確保できず、契約終了後に初めて案件を探すと、空白期間が長くなる場合があります。
契約・請求・税務を自分で管理する
契約書の確認、稼働報告、請求書発行、入金確認、経費管理、確定申告などが必要です。法人化した場合は、決算や社会保険などの管理も増えます。
教育やキャリア形成を自分で行う
会社の研修や上司による育成がないため、必要な知識を自分で学び、次に獲得したい案件から逆算して経験を積む必要があります。
高い自己管理能力が求められる
自由度が高い一方、納期、品質、体調、情報セキュリティ、複数案件の予定を自分で管理します。働きすぎて体調を崩しても、有給休暇や代替要員がない場合があります。
契約内容と実際の働き方を確認する必要がある
業務委託契約では、業務内容、報酬、支払期日、契約期間、中途解約、成果物、知的財産権、秘密保持、損害賠償などを確認します。
フリーランス法では、対象となる取引について、発注事業者に取引条件の明示などが求められています。口頭だけで進めず、契約書、発注書、メールなど、後から確認できる形で条件を残しましょう。
フリーコンサルに向いている人
フリーコンサルに向いているのは、次のような人です。
- 特定の業界・業務・技術領域で説明できる実績がある
- 指示を待たず、課題を見つけて行動できる
- クライアントと期待値を調整できる
- 成果物や仕事の品質を自分で管理できる
- 収入の変動を前提に資金管理ができる
- 営業、契約、請求などを負担と考えすぎない
- 学習を継続し、自分の市場価値を更新できる
- 信頼関係を築き、継続契約や紹介につなげられる
反対に、会社から明確な指示や育成機会を得たい人、毎月の収入安定を最優先したい人、営業や事務作業を極力避けたい人は、独立を慎重に検討した方がよいでしょう。
フリーコンサルの案件を選ぶポイント

案件名や単価だけでなく、次の条件を総合的に確認します。
業務内容と期待される成果
「PMO支援」「DX支援」などの案件名だけでは、実際の業務は分かりません。会議運営が中心なのか、構想策定や課題解決まで求められるのか、役割と成果を確認します。
稼働率と会議の入り方
低稼働案件でも、毎日会議が入れば時間の自由度は低くなります。稼働日を固定できるか、緊急対応があるかも確認しましょう。
出社頻度と勤務地
プロジェクト開始時のみ出社が多い、週1回と聞いていたが重要局面では連日出社になるなど、時期によって条件が変わることがあります。
契約期間と更新見込み
初回契約が1か月でも、長期継続を想定する案件があります。反対に、半年契約でもプロジェクト状況によって終了する可能性があります。契約期間とプロジェクト全体の予定を分けて確認します。
報酬・精算・支払条件
月額単価、消費税、精算幅、超過・控除、交通費・宿泊費、締め日、支払日を確認します。単価が高くても、出張費が自己負担であれば実質的な収入は下がります。
商流とコミュニケーション経路
エンドクライアント、元請け、エージェントなど、誰と契約し、誰から業務上の依頼を受けるかを確認します。商流の浅さだけでなく、意思決定者と直接会話できるかも重要です。
THE CONSULでは、戦略、新規事業、M&A、業務改革、IT・DX、ERP、PMO、生成AIなど、さまざまな領域・稼働率の案件を掲載しています。自分の経験と希望条件に合う働き方を考える際は、現在の案件情報も参考にしてください。
フリーコンサルが案件を獲得する方法
フリーコンサル向けエージェントを利用する
エージェントは、案件紹介、条件交渉、契約手続き、稼働中のフォローなどを行います。独立直後や営業に時間を割けない人にとって、効率的な方法です。
選ぶ際は、案件数だけでなく、得意領域、商流、クライアントとの関係、担当者の案件理解、契約更新時の支援まで確認しましょう。
過去の勤務先・取引先から紹介を受ける
過去に一緒に働いた上司、同僚、クライアントからの紹介は、信頼を得やすい獲得経路です。ただし、前職の就業規則、秘密保持義務、競業避止義務、顧客への勧誘制限などに注意します。
企業へ直接営業する
自分の専門領域と企業の課題が明確に合う場合は、直接提案する方法もあります。提案時には「何ができるか」だけでなく、「どの課題を、どの期間で、どのような成果まで支援するか」を示すことが重要です。
SNS・情報発信・コミュニティを活用する
専門領域に関する記事、登壇、SNS投稿などを通じて、相談や紹介につながることがあります。短期的な案件獲得だけでなく、専門家としての認知を長期的に形成する方法です。
複数の獲得経路を持つ
一つのエージェントや一社のクライアントだけに依存すると、案件終了時の影響が大きくなります。エージェント、紹介、直接契約、情報発信などを組み合わせておきましょう。
フリーコンサルとして安定して働くためのポイント

期待値を参画時に明確にする
役割、優先課題、成果物、会議体、報告先、最初の1か月で求められる状態を確認します。期待値のずれを早期に解消することで、評価と契約継続につながります。
成果を言語化・数値化する
「会議を運営した」ではなく、「意思決定に必要な論点を整理し、未決課題を削減した」など、提供した価値を説明できる形で残します。守秘義務に配慮しながら、次の提案で使える実績として整理しましょう。
契約満了前に更新意向を確認する
契約終了の1〜2か月前を目安に、クライアントの評価、改善事項、更新可能性を確認します。更新しない場合も、次案件の営業期間を確保できます。
稼働率に余白を持たせる
複数案件を合計して100%にする場合でも、会議の重複や繁忙期を考慮します。契約上の稼働率が100%を超えなくても、移動、営業、事務、学習を含めると負荷が高くなる場合があります。
生活防衛資金と事業資金を確保する
案件の空白、入金までの期間、病気、機器故障、税金・社会保険料の支払いに備えます。売上の全額を生活費として使わず、納税資金と運転資金を分けて管理しましょう。
専門性を更新し続ける
生成AI、クラウド、データ、サイバーセキュリティなどの技術変化に加え、各業界の制度や競争環境も変わります。既存スキルだけに依存せず、案件需要を見ながら専門性を更新します。
フリーコンサルになるまでの流れ
1. 経験と専門性を棚卸しする
これまでのプロジェクトについて、業界、テーマ、役割、担当業務、成果、使用したツールを整理します。「幅広く対応可能」だけではなく、クライアントが依頼理由を判断できる強みを明確にします。
2. 希望する働き方を決める
希望単価、稼働率、出社頻度、勤務地、開始時期、避けたい条件を整理します。すべてを満たす案件は限られるため、優先順位も決めます。
3. 職務経歴書・スキルシートを作成する
会社名や役職の羅列ではなく、案件ごとの課題、役割、実施内容、成果を記載します。応募案件に応じ、関連性の高い経験を上部に配置します。
4. エージェントや人脈から案件情報を集める
独立日が決まってから探すのではなく、数か月前から市場単価や募集条件を確認します。ただし、現職の規則や退職前の営業行為には注意が必要です。
5. 面談で役割と条件を確認する
面談は自身をアピールするだけでなく、案件との相性を確認する場です。プロジェクトの背景、課題、体制、意思決定者、期待役割、稼働条件を質問します。
6. 契約内容を確認する
業務内容、契約形態、期間、報酬、支払日、中途解約、知的財産権、秘密保持、損害賠償、経費などを確認します。不明点を残したまま稼働を始めないようにしましょう。
7. 開業・税務・保険の手続きを行う
個人事業主として始める場合は、必要に応じて開業、青色申告、インボイス制度への対応などを検討します。法人化を選ぶ場合も含め、判断に迷う場合は税理士や社会保険労務士などの専門家へ相談しましょう。
フリーコンサルの働き方に関するよくある質問

フリーコンサルは本当に自由に働けますか?
案件を選ぶ自由はありますが、契約後はクライアントとの合意事項を守る必要があります。会議時間、出社日、納期、セキュリティルールなどの制約もあるため、会社員より常に自由とは限りません。
フリーコンサルは1日何時間働きますか?
100%稼働であれば、一般的には平日週5日、1日8時間相当が一つの目安です。ただし、案件によって日数、月間時間、成果など管理方法が異なります。稼働率だけで判断せず、会議頻度や繁忙期も確認しましょう。
複数案件を掛け持ちできますか?
契約上禁止されておらず、合計稼働時間を管理できれば可能です。ただし、競合企業の案件、秘密情報の混同、会議の重複、利益相反に注意が必要です。
フルリモートで働けますか?
フルリモート案件もありますが、すべての案件で可能なわけではありません。PMO、基幹システム、金融、製造、セキュリティ関連などでは、常駐または出社併用を求められることがあります。
未経験でもフリーコンサルになれますか?
コンサルティングファームの経験が必須とは限りません。事業会社やSIerで、プロジェクト推進、業務改革、IT導入、新規事業などの実績があれば案件を獲得できる可能性があります。ただし、独立後は育成を受けにくいため、一人で価値提供できる経験が求められます。
案件が途切れたときはどうすればよいですか?
次案件の営業、スキルアップ、職務経歴書の更新、情報発信、休暇などに充てます。空白期間を避けたい場合は、稼働中から契約更新や次案件の情報を確認しておきましょう。
副業から始めることはできますか?
勤務先の就業規則で認められ、利益相反や秘密保持上の問題がなければ、低稼働のアドバイザリー案件などから始める方法があります。本業に支障が出ない稼働量に抑え、勤務先と案件先の情報を混同しないようにしましょう。
まとめ|フリーコンサルは働き方を自分で設計する仕事
フリーコンサルは、案件、稼働率、働く場所、休暇、専門領域を自分で選びやすく、経験を活かして高い報酬を目指せる働き方です。
一方で、案件獲得、契約、請求、税務、学習、体調、情報セキュリティなども自分で管理しなければなりません。自由を得るためには、自分の時間と事業を管理する力が必要です。
独立を検討する際は、次の点を整理しましょう。
- 自分はどの課題を解決できるか
- 希望する単価・稼働率・出社頻度は何か
- 案件が途切れた場合の資金はあるか
- 営業や契約管理をどのように行うか
- 3年後にどの専門性を持ちたいか
フリーランスのコンサルタントはTHE CONSULへの登録がお勧め
フリーコンサルタントの登録や案件紹介を行うTHE CONSULは、”実力あるコンサルタントが正当に評価され、その価値にふさわしい案件に出会える場所”を目指して設計した、フリーコンサルタント向けマッチングプラットフォームです。フリーコンサル経験者が利用者目線で徹底的にサービスを磨き込んで参りました。
現役コンサルタントがサービス提供しているため、案件の解像度を高めることができ、案件参画後のギャップを最小限に抑えることを実現
また、エンドクライアント様/元請様からの案件に限定した、商流の浅さに拘り、更には他社に出回らない独占案件も豊富に取り扱いしており、登録者の報酬を最大化する仕組みが整っています。そのため、あなたの知識・スキルが正当に評価されることで、高単価・好条件の“本当にやりたい仕事”と出会えます。
今後フリーランスのコンサルタントとして活動してみたいという方向けに、経験者によるご相談もご用意しております。まずはお気軽にご登録ください。
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